プログラミングの授業の中で、タッチタイピング練習(キーボード)を毎回やっています。 最初のレベルは真ん中の段(A,S,D,~K,L,;)のキーを、モニター画面に表示されるアルファベットに合わせて叩いていくものですが、どこに配置されているか分からないアルファベットを探しながら押していくのは、大人でも退屈かもしれません。幼稚園クラスの子供には何の面白みもない作業です。(年少さんでも、最初からやり遂げる子もいますが。。。) 

120のアルファベットを打ち込むのに、遊びながらも好きにやらせていると10分以上もかかります。飽きてくると、名ピアニストのように素早く(無茶苦茶に)キーを連打したり、できるだけ多くのキーを掌全体で押したりと、見ている方にも忍耐が必要です。一つでも場所と指を覚えたキーをタイミング良く押せたら、それを褒め称え、最後まで 投げ出さずに キー入力を終えたら、賞賛と拍手です。一度でもタイムカードに記録を書き込むことができれば、その記録更新を目標に頑張れます。

キー入力が終わるとモニターに測定されたタイムがでてくる仕組みです。タイムが2分48秒だったら、”8を小さくできるかな” ”4のところが3になったらすごいよ” などと、やる気を持ってもらうためにタイムが短縮される期待を伝えますが、時間の概念を共有してもらえない子には、結果を我々が表現します。”すごいよ” ”もうちょっとだったね” でも、ほとんどの子は、デジタルの数字が小さくなって記録が良くなっていることを、なんとなくでも分かっていると思います。

タッチタイピングのタイムを伸ばす(早く終わらせる為?)のに、8本の指を同時に押していくという技をしばらく使っていた子がいました。タイムは2分前後で、誤り率が90%以上。 1か月ほど前から普通に打ち始めたなと思ったら、1分20秒を記録しました。この子の最初のころの姿を思い出すと、本当に感激です。

マナカルの教室では大人も1分30秒を目途に、次のステップに移るようにしています。最終的にはモニターに表示されるひらがなの文章を打ち込んで1分あたりの文字数をカウントします。今年の2月頃から文章入力を始めた小6の子の文字数は30文字/分でした。この子は120のアルファベットを1分で打ち終え、その誤り率が0%だったのを記憶しています。これはタイピングの相当早い大人でも出せない記録です。

さぞかし、驚異的な数字を最初からたたき出してくるだろうと期待していたのですが、画面に表示される数字は30でした。100文字くらいは余裕で出すだろうと思っていましたが、30。。。 原因は日本語をローマ字に変えるのに慣れていないことだったのです。それから3カ月、あっという間に60文字を超え、70文字を超えるのに3週間(うちには週に1回来てるだけですが)かかりましたが、そこから80文字を超え、100文字を超すのには1か月かからないと思っています。

先ほどの幼稚園児の話に戻りますが、最初のステップの結果に気を良くした私は、次のステップに進むべく励ましと目標を与えて、彼に挑ませたのですが 開始1-2分は奮闘していたものの、思うようにいかないことから、”いやだ、やりたくない” となってしまいました。 来週はこの壁に改めてチャレンジさせることから始まりそうです。